日本の中華料理には中国人が知らない料理がある

中国料理と中華料理の違い

中国料理と中華料理と書かれたの飲食店を街で見ることがありますが、違いは何かと問われると困ってしまいます。
この違いについては色々と説があるようですが、一般的に中国料理は本場中国の料理で、それに対して中華料理は日本人の好みに合わせて作られた料理と言われています。

いつから日本人は中華料理を食べ始めたのか

日本人が食べるようになったのは明治時代以降だと言われています。
それは鎖国政策が解かれた事からです。
江戸幕府はキリスト教の伝道や信仰を禁止し、ポルトガルやスペインなどのキリスト教国との通商や来航を禁じました。
これが鎖国政策です。
しかし、オランダや中国との貿易は続きました。
その管理、統制をする窓口だったのが長崎の出島です。
当時は中国人居住区として唐人屋敷がありました。
他国に住んでいても、自国の料理を食べたいものです。
商人は自分たちの食事を作るために料理人を連れてが来ました。
しかし、明治以降にこの鎖国政策がなくなり、中国人は長崎や神戸、横浜などに移り住み、中国人居住区を作りました。
そして、飲食店を出し、日本人にも料理を提供するようになったのです。
その中で、日本人に合う料理を提供するようになります。
それが、中華料理です。

意外と知らない日本発祥の中華料理

日本人が当然中国でも食べられていると思っている中華料理の中に、中国では食べられていない、知らない中華料理があります。
その一つが餃子です。
餃子は中国にもありますが、調理方法が違います。
日本では焼き餃子ですが中国では水餃子です。
厚めの皮に白菜や豚肉か羊肉でタネを包み、茹でます。
そして、タレに付けて食べます。
中華のコース料理に必ずあるのがエビチリですが、これも日本発祥なのです。
これは、日本の中華料理の父として有名な陳建民氏が考案した料理なのです。
元は乾焼蝦仁という豆板醤を使った辛い海老料理だったのを日本人の口に合わせて甘めに調理したのだそうです。
その他にも、天津飯もそうです。
中国の天津の料理かと思っていた人も多いはずです。
しかし、この料理も日本発祥の料理です。
広東料理の芙蓉蟹が元の料理と言われていますが、日本の天津飯のようにご飯の上にかけずに別々に食べます。
中華と名前がついている八宝菜をご飯にかけた中華丼もそうです。
これは、中華料理店の賄いだったと言われています。

広島駅前やアルパークでラーメンを食べらえる中華飯店

ルーツを思いながら食べると楽しい

何気なく食べている中華料理もルーツを知ると面白いものです。
考えれば日本食も海外では日本人には想像しない進化をしている場合もあります。
これからも、どんどんと進化していく中華料理を期待したいものです。